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干ばつに見舞われたエチオピア農民、「緑の飢饉」に苦しむ
2003年6月12日:
エチオピア・アジスアベバ、(ENS(Environment News Service)の記事より)
国連食糧農業機関(FAO)が火曜日に発表したところによると、一連の干ばつと洪水による壊滅的不作が何ヶ月も続いた後、エチオピアの農民は緊急農業支援を受けた。この支援により、次の作付け期に向けた農地の準備が行われる。
エチオピアは干ばつと洪水という両極端の気候に絶えず襲われている。また、最近持ち上がっている隣国エリトリアとの国境紛争、人口増加、破壊された道路施設、またお粗末な土地管理政策が厳しい気候条件をさらに悪化させ、雨が不足するたびにこの国は危機的状況に陥っている。
FAOによれば、南部の低地にはいわゆる「緑の飢饉」という状況下にある地域が存在する。そこでは最近降った雨で出現した木が青々と生い茂ることで、苛酷な飢餓が覆い隠されてしまっているのである。
FAO最大級の緊急プロジェクトの一つとして、オランダ政府の支援を得て4,000トンの穀物の種子と2,400万個のサツマイモの種芋
はもちろん、野菜の種子、家畜用医薬品も配布されている。
このプロジェクトで支援を受けるのは、ティグレ北部、オロミア中部、南部諸民族州(SNNPR)に住む13万4,000世帯に上る。
また、カナダ政府、アメリカ政府、国連開発計画(UNDP)による資金援助も行われている。
FAOによれば国内のかなりの地域――特に南部は何年にもわたって深刻な干ばつに遭い、作物は枯れ、農家は窮乏し、食べていくことができない状況に陥っている。
現在、東アフリカの国では、一部の地域が前飢饉的状況にあると報告されており、多くの子供たちが栄養失調に陥っている。水不足や度重なる不作で飼料が不足し、動物は死に瀕している。
FAOのヨン・フェルナンデス・デ・ラリノアは、「昔から農民たちは、干ばつに対処するために、早く収穫できる作物を育てるか、あるいは移住するかして切り抜けてきました。」と説明した。
「しかし状況は非常に深刻で、干ばつに対処する手立てはすべて尽きてしまいました。すでに栄養失調になってしまっている人々は、単純に食べる量がさらに減っているか、あるいは援助食糧に頼っているかのどちらかなのです。」とラノリアは述べた。
いま食糧援助を必要としているエチオピア人は約1,260万人と推定される。約430万米ドルに相当するFAOの緊急農業プロジェクトは、農民が現在の危機に対処し、また将来生活していけるよう支援することを目指している。
これらのプロジェクトは、エチオピアの農業部門を活性化することを目的とし、(1)
種子、(2) 飼料、(3) 農機具、(4) 家畜に対する医療、(5) 農業に関する専門知識、そして(6)
水管理に関する研修を提供することが盛り込まれている。エチオピアにおいては農業経済は、全経済の45%を占め、このプロジェクトはエチオピアが食糧を得る方法を改善するものである。
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