2003年2月21日配信:
2月上旬、アンディ・ミッチェル地方開発担当国務長官は、オンタリオ州南西部を訪れ、「力強い都市と農村社会を創る」という議題で行われたタウンミーティング(市民会議)に出席しました。周辺の農村地域から参加した人々からは、明確な意見が出され、それぞれの見識や提案が話し合われました。そこで得られた結論を、以下項目別にまとめました。
1.農村地域の開発はその地域を基盤にして行われる時、最も効果的です。新規の経済開発はその地域の多様性と結びついています。他に類を見ないオンタリオ州の大自然の景観や環境資源といった特色を基盤にした経済開発によって、長期にわたる地域社会の再生が実現するでしょう。
2.農村地域における行政は、都市で発展したモデルとは違った考え方が必要です。都市部と同じようなやり方で学校や病院を閉鎖することは、長い間農村部を支えてきた、その地域の公共施設の基本的な役割を無視することになります。
3.農村地域における経済成長とは、その地域の資源を利用して新しい輸出市場を見つけることだけに限定されるべきではありません。農村地域の経済開発とは、人材開発であり、職業の開発であり、天然資源に付加価値を加えていくための開発なのです。私たちの地域が、訪ねてみて、住んでみて、また働いてみた時に、素晴らしい所となるようにしていくのです。そうなれば、企業家にとっても魅力的になり、都市開発に匹敵する投資がなされるでしょう。
4.新しいチャンスは農業面にも現れてきています。農家は、輸出市場のために低価格農産物を競い合って作る必要はありません。農家には栄養と健康を創り出す生産者として、生まれ変わるチャンスがあるのです。消費者は安い食品を求めるでしょうが、健康のためになら喜んでお金を払うものです。
5.小さな町や村がベットタウンになると、その地域の経済的活力は失われます。その地域の道路や公共事業のインフラ整備維持のために援助されるべき仕事やビジネスが、地方税の適用が及ばないどこか他の場所で行われてしまうのです。本来都市は、地方の通勤者が必要としているインフラ整備を維持するために援助をするべきなのです。
6.農村地域の利点として、多様性が挙げられます。田舎や地方というものが一つの側面しか持っていないということはありません。農村地域が――広々とした開放感、情緒ある風景、歴史的な建造物、管理された生態系、整った農場、娯楽施設の開発、そして故郷と呼ぶにふさわしい場所など――特徴ある多面的な個性を土台にして築かれる時、地域社会はその力強さの上に築かれていきます。
7.「農村地域」とは何なのでしょうか。「人口が少ない」とは単純すぎる答えです。もし、「農村地域」とは変化に抵抗する所、あるいは古い風習や、閉鎖的な心や、辺境を意味するとしたら、急いで価値観の転換をしなければなりません。「農村地域」というと、車で通り過ぎる時に手を振ってくれる近所の人、朝夕にやって来る黄色いスクールバス、あちこちに牛や羊がいる牧場の風景、そして黄金色に輝く収穫前の穀物畑が思い浮かんできます。「農村地域」は人を暖かく迎えてくれる所なのです。
タウンミーティングでは、農村社会を強化するための提案が十分に話し合われました。人々は、活力ある農村地域を創るための可能性に非常に関心を持っています。ですから、私たちは農村地域の再生に向けた行動を後回しにしてはいけないのです。
アルバート・ヴァン・ドンカースゴードはカナダ、オンタリオ州のクリスチャン農家連合組合(CFFO)の政策対策アドバイザーです。CFFOはオンタリオ州内の4,500軒の専業農家からの支援を得ています。
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