| 農場主のデビッドとジョイ・スタッツマン夫妻は3人の子供たちが農業のやり方を学ぶだけでなく、それを楽しむように計らいました。スタッツマン家は肉牛、豚、鶏、七面鳥を飼い、養鶏し、東ペンシルベニアのいなかで消費者に直接販売しています。彼らの農場はパスチャーズ・プライド(牧場の誇り)と呼ばれ、子供たち一人一人が責任を持って自分の役割を果たすという、家族の協力によって成り立っています。トレバー、ジェンナ、アンドリュー・スタッツマンは小さな企業家として働いています。彼らは、お母さん、お父さんにアドバイスしてもらいながら、自分で生産し、販売し、金銭的な決定をしているのです。
8月の初めに9才のトレバーは、彼の34羽の七面鳥のひなが、8週目で牧場に出られるようになるまで、ひなが暖かくしていられるようにお世話します。トレバーには特に誇りにしている七面鳥があります。「バーボンレッド」といわれる、初期のペンシルベニアの開拓者によって開発された種類です。
12才のジェナは約30羽のめんどりの世話をしています。ジェナは「卵を洗ったり、それをボール箱に並べたり、たくさん仕事があるけれど、ほとんど自分でしています。」と言っています。12個の卵で、ジェナは1ドル50セントを自分のものとし、50セントを農場に返しています。これまでにジェナは彼女の利益で本箱を買い、今はCDプレイヤーのために貯金しています。ジェナが一番大変なのは、運搬用ネットを被せ滑走面のついた張り出し式鶏小屋を動かす作業です。パパのデビッドが言うには、「鶏を牧草地に移動させるのは、家族総出です。小屋を四輪車に引っ掛けて、皆で小屋の端か柵の片隅をつかんで、全員で駆け出しますんですよ!」
15才のアンドリューは、大学やそれに関連した出費について数年間にわたり計画しつつ、一年間に500羽の若鶏を管理しています。夏に2回、アンドリューは250羽のひよこを買いますが、彼はタイミングをうまく取って、夏のちょうど中頃に家族で休暇を取れるようにします。スタッツマン夫妻は農場からはなれることも重要だと考えています。そうすることで、子供たちはうまく気分転換ができて仕事を嫌がらなくなると信じているからです。アンドリューは仕事量及び収入が広げられるなら、農場経営もそう悪くはないと思っています。放牧で鶏を育てている企業家、ジョエル・サラティンのデザインで作られた3つの持ち運び可能な檻が山腹に散在し、それぞれ約80羽の鳥を収容しています。
子供たちが個々に仕事の責任を持つと同時に、各部分は統合されて、一つの農場として機能しなければなりません。それは、両親の仕事です。スタッツマン家はすでに冷凍肉を買ってくれる250人の顧客を確保しているので、マーケティングは容易になっています。ジョイは「一旦顧客のベースを持てば、そこへ品目を加えることは困難ではありません。すでに牛肉を買っている人にとって、鶏肉、七面鳥、卵などもう一つの品物を買うことは難しいことではないからです。」と言います。肉牛を放牧で飼うことは最初の重要な動きでした。たとえばデビッドは、「私たちは肉牛のために牧場へ水路を引きました。だから、放牧された鶏のためにその水路を利用することは簡単でした。」と言っています。
デビッドとジョイは子供たちに農家になるようにプレッシャーをかけないようにしてきました。アンドリューは大学を卒業した後どうするかまだ決めていません。しかし彼の両親は、彼がどこにいようと、何をしようと問題はないと感じています。農業をするにしろしないにしろ、アンドリューは鶏の管理を通してお金を稼ぐことを、十分に理解していると感じているからです。デビッドは付け加えます、「私たちのゴールは、家族にやさしい農場を持つことなのです。」と。
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